240は「まるい」の?「カクい」の?どっち?

240って「まるい方」?「角張ってる方」?あなたはどちらに見えますか?
今日は昨日のカキコに頂いたv740gleさんのコメントに関連して。
確かに240は全体を見れば「カク寄り」ですが、ディテールを見れば「カクがない」ですね。ショルダ―の角も大き目のRが付いてます。
シンプルな(平面に近い)面と面を大きめなRでつないだ感じです。
面白いのがルーフの円弧。
普通の車は、横から見て、前方から後方に円弧を描いてますが、240はその度合いが弱く、どちらかと言うと前方から見て、中心から左右にかかる円弧の方が強いです。
私の車の形の好みは、外から見て「格好いい!」と言うより、着座して頭周りに開放感がある、それによって外観が格好が悪くなっても気にしません。例えばフィアット・ムルティプラ。<私としては「格好いい!」と思います。
最近はボルボを含め「パッケージングからたどり着いたデザイン」と言って、どれもAピラーを必要以上に寝かせた車が多いですが、私の好みの「パッケージング」とは方向が違うようです。なので、最近の車には「造形美」があっても「機能美」を感じません。
その中で、トヨタのNewハイエース(画像)、特にワイド・スーパーロング・ハイルーフ車だけは「造形美」「機能美」両方を感じます。
スイッチの配置で「初志貫徹」しているのはMBが一番かと思いますが、ボルボも240から870(旧V70)にかけては一貫性があり、ディマーSW(ロー・ハイビーム切り替え)やワイパーSWのロジックも共通で全く違和感なく操作できます。
240のメーターパネルの照明が「透過照明」ではなく「間接照明」だったり、夜間、ラジオを点けない限りインパネ周りがほとんど真っ暗だったりするのは一見古めかしく見えますが、余計な光が目に入らず、とても楽に運転できるものです。
240はデザインや機能で「古臭い」と感じる方もいらっしゃいますが、実は機能的であり、人間工学に基づいています。
これを何十年も昔に設計したボルボの人達は凄いと改めて感じている今日此の頃です。
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